日本航空の副操縦士がイギリスの警察当局に逮捕されていたというニュースに注目が集まっていますね。
この副操縦士については、ロンドンで逮捕される前に
日本航空のオフィスでもアルコール検査が行われたそうです。
しかしそこでは異常が見られなかったということで
検査にはパスしているというから驚きです。
副操縦士が飲んだ酒の量はとんでもなく
- 赤ワインとロゼを1本ずつ計2本
- ビール小瓶(330ml)を3本
- 缶ビール(440ml)を2本
を飲んだということですから
いくら出発時刻の20時間前までに飲んだといっても
体内にアルコールは残っていたのではないかと思います。
今回は逮捕されたJAL副操縦士に行われたアルコール検査の内容について調査していきます。
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— LINE NEWS (@news_line_me) 2018年11月1日
この副操縦士の男性は、羽田を出発して、ロンドンに現地時間で26日に到着後
ヒースロー国際空港近くのホテルに泊まったということです。
そして現地時間27日午後6時ごろ~28日午前0時までの6時間ほどで
- 赤ワインとロゼを1本ずつ計2本
- ビール小瓶(330ml)を3本
- 缶ビール(440ml)を2本
という物凄い量のお酒をホテルのバーや自室で飲んだそうです。
このときが出発時刻20時間前だということで
一日経てばお酒は抜けると思っていたのでしょうか・・・。
そして気になるアルコール検査についてですが
乗務予定だった28日は、一緒に乗務する機長2人とともに午後5時ごろオフィスへ出社し
アルコール感知器を使い、3人で相互確認する呼気検査
を行ったということです。
ここで全く異常が見られなかったということで
副操縦士の男性は送迎バスで航空機へ向かいます。
しかし、この送迎バスの運転手が副操縦士からアルコール臭を感じて保安担当者に連絡。
その後の警察による呼気検査で
英国の規定値0.09mg/lに対し、約10倍の0.93mg/lという数値が検出され、
身柄を拘束されたということです。
バスの運転手がアルコール臭を感じるほどだったのに
機長2人と一緒に3人で相互確認して何も異常がなかったというのはおかしな話ですよね。
アルコール感知器はちゃんと作動していたのかと疑問に感じてしまいます。
さらに警察が実施したアルコールの血中濃度検査では、
規定値の200mg/lの9.5倍にあたる1890mg/lが検出され、
男性は再び拘束されたということ。
結局この副操縦士の男性に対しては
- 日本航空のオフィスでの検査(感知器・機長2人と相互確認の呼気検査)
- イギリス警察の呼気検査
- イギリス警察の血中濃度検査
と3回アルコール検査が行われたわけですが
イギリス警察の検査は呼気・血中濃度共に
規定よりはるかに上回った数値が検出されているというのに、
なぜこの最初の検査で異常が見られなかったのか、謎すぎますね。
その後、
副操縦士が使った感知器について正常に作動するかをJALで調べたそうですが、
これも異常はなかったということです。
まったくもって、???ですね。
ただ調べていて驚きだったのは
日本の航空法にはパイロットの飲酒量に関する規定はないのだそうです。
この副操縦士が違反したとされているのは
- 英国の法令「Railways and Transport Safety Act 2003」で定められた基準
- JALが社内で定めた運航規定
の2つ。
男性は酒豪だったのかもしれませんが
出発の20時間前だったとはいえ、
この量の飲酒をした翌日に乗務しようと思うこともビックリですね。
JAL副操縦士へのアルコール検査にネットの反応は?
この副操縦士の男性が機長2人と行ったとされるアルコール検査で
異常が見られなかったことが分かり
検査がザルすぎるという声も上がっています。
社内アルコールチェックがザルだったって事が一番の問題点だろ…🐾
“飲酒”で逮捕 JAL副操縦士は保釈されず裁判へ(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース https://t.co/hHnILtmAQU @YahooNewsTopics
— れっさー君🐾&ひよこ🐣 (@lovejapan_2020) 2018年11月2日
捕まったJAL副操縦士の信じられない飲酒量。ザルだろ…
— Tomoyuki (@tomoyukioh) 2018年11月1日
JALの副操縦士飲酒の件は、この人の資質はもちろん問題あるんだけど、それよりも基準の9倍のアルコールが検出される程の状態の人が検査をすり抜けられるザル検査だったって事だよ。
周りにJALの職員は誰もいなかったのか? 誰も何も言えないのか?
— ナオコ (@naokoneko_) 2018年11月1日
検査体制がZAL(ザル)
だったからすり抜けられたんじゃないの?JALの副操縦士が不正か 社内検査ではアルコール反応がなく #ldnews https://t.co/sKhFqBpx82
— ACジパング (@AC_ZIPANGU) 2018年11月1日
本当になぜこの検査を抜けられたのか、不思議ですよね。
まとめ
今回は逮捕されたJAL副操縦士に行われたアルコール検査の内容について調査してきました。
次々と詳細が明らかになってきた今回の事件ですが
社内検査がザルすぎるという意見はとても多かったです。
人の命を預かる仕事ですから
この副操縦士の男性には心から反省してもらいたいと思います。
今後このようなことが二度と起こらないように
アルコール検査も徹底されることを願います。

